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2017年10月05日

イタリアの代表的「オペラハウス」の軌跡、もとい「奇跡」

ハオ!事務担当です!
今回も変わって、音楽に関連した書籍を紹介します。

イタリアの代表的「オペラハウス」の軌跡、もとい「奇跡」


・スカラ座の思い出
著者:エンリーコ・ミネッティ
出版社:スタイルノート
値段:2592円(税込)


「ミラノ・スカラ座」といえば、イタリアオペラの殿堂と言われるほど、他国のみならず、だがしかし自国のオペラを中心に上映するオペラハウスで有名ですが、かつて第2次大戦中、イタリアの中心部、ミラノでも大規模な空襲がありました。
その空襲のせいで、この「ミラノ・スカラ座」も崩壊しかけてしまい、復興が難しいとまで言われた。しかし、イタリア国民の熱意は熱く、
ほとんどかつての戦前のスカラ座と同じように装飾し、建造し、そして戦後間もない頃に、すぐに復興することが出来た。

この復興してすぐに、登場したのが、イタリアを代表する指揮者―
「アルトゥール・トスカニーニ」だった。

トスカニーニは戦時中はアメリカにおり、「あの野郎が堕ちない限り俺は戻らない」と罵声しながら、ムッソリーニ支配下のイタリアから亡命した。

その最中、空襲の被害を受けたミラノを知り、トスカニーニは号泣したと言われる。
その復興した直後に、トスカニーニはミラノに一時帰国という形で、ミラノ・スカラ座に、「再び」指揮台に立った。

その時の様子をコンサートマスターであった著者が綴った本書であるが、今までその頃のトスカニーニに対する、偏見を「間違い」と発言しており、その内容も本書で収録されております。

しかも「コンサートマスター」なので、トスカニーニのみならず、いろんなマエストロが登場し、そこで起こった様々なエピソードも収録されております。

イタリアのオペラハウスを知りたい方は是非、読んで見ることをお勧めいたします。



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Posted by 在庫数120万冊!西日本最大級!ジュンク堂書店那覇店 at 15:40│Comments(0)本の紹介
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