2018年08月01日
誰でも抱えるコミュニケーションの苦手さ 自閉スペクトラム症
大人の自閉スペクトラム症 (ソフトバンク新書) 備瀬哲弘 著
2017/12/07発売 864円(税込)
スペクトラムとは、境界があいまいで連続的なものをいいます。
したがって、自閉スペクトラム症とタイトルが付いていますが、「病気」や「障害」として捉えるばかりではなく、誰でも持っている性格の特性の中で、「人とのコミュニケーションの苦手さ」や「社会人としての応用の利かなさ」など、生きづらさを抱える私たちや身近な人を包括しているというのが本書で繰り返し、書かれています。
そして、その「生きづらさ」の問題にどう対処していくかの答えを、「自助」、「共助」で結論付けています。
「自助」は具体的には、困難な状況に出くわしたときに相談することと、カウンセリングなどの長期支援を得ながら、少しづつ自分の特性について理解と対処を身につけていこうというものです。
「共助」は、職場の仲間や、家族、配偶者などで困っている人を支援していくということです。
支援が難しければ、その人のストレス因にならないように極力努めることが、特に大事なポイントだそうです。
コミュニケーションがとりづらいなどで困ってる人や、家族など大事な人も含め、どう接すればいいか悩む相手がいる方は、今より円滑な関係を築く手引き書となるので、是非、読んでみて下さい。
Posted by 在庫数120万冊!西日本最大級!ジュンク堂書店那覇店 at 02:00│Comments(0)
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