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2014年05月18日

時代は「レジリエンス」

こんにちは。社会科学書担当の鈴成です。
本当の名前は、成田すずと申します。ひっくり返して、縮めて、鈴成です。今後ともよろしくお願いいたします。

さて突然ですが「レジリエンス」をご存知ですか?
最近とみに使われるようになったこの言葉。
もともとは心理学用語だそうで、ぴったり当てはまる日本語はないようです。

竹ひごみたいな物をグーンと曲げたとき、ポキンと折れずにしなやかに戻る、そんな性質のイメージです。

いま社会人に最も求められているのが、この「レジリエンス」なのだと知って、もうすでにちょっと折れている鈴成です。
だって「レジリエンス」なんて皆無ですもん・・・。
失敗したことは五年でも十年でも引きずり、何か重圧を感じたらポキンどころか粉々になって生きてきました(泣)。
社会人として必要な資質が著しく欠けているという現実に直面し、今またへこんでます。

…Resilience…

もっと早くこの言葉と出会っていたかったものです。

というわけで最近発売の「レジリエンス」、「立ち直り」に関する書籍からドドーンと集めてきてみました。
まず類書中の出世頭とも言えるこの本からです。
時代は「レジリエンス」
レジリエンスの鍛え方
久世浩司/実業之日本社

心理学的要素の強い本ですが、イライラしたり折れやすかったりする心をコントロールできるようになるためのトレーニングや考え方が実践的に紹介されています。
心の中に住み着いついた「煩悩」にも似た「思い込み犬」を手なづける、なんていうユニークな方法も登場します。
これは読んでみなくちゃわからない!

続いて、こちら。
時代は「レジリエンス」
レジリエンス・ビルディング
ピースマインド・イープ(株)/英治出版

先ほどの本が「レジリエンスの自主トレ」がメインなのに対し、こちらは会社などの集団の中でみんなで行うための、労務管理・職場のメンタルマネジメント系の本です。
実際の企業の取り組みや、豊富なケーススタディも紹介されていて、心がしなやかに伸びていくプロセスがよくわかります。
幸せな職場ですね!

ここからは、直接「レジリエンス」本ではありませんが、何かあっても立ち直り、さらに進化するための本たち。
時代は「レジリエンス」
怒られ力
新社会人は打たれてナンボ!
桂福丸/明治書院

まるでゲームのような表紙。中もゲームのようなストーリー構成です。
何しろ書いているのが本物の噺家さんですから、面白いことこの上なし。
一度怒られてしまうと最低数年は立ち直れない、そんな私にピッタリです!

時代は「レジリエンス」
引きずらない人は知っている、打たれ強くなる思考術
豊田圭一/クロスメディア・パブリッシング

題名が長くてすみません。「キリカエール」でよかったと思うのですが・・・。
ビジネストレーナー、つまり仕事における切り替えのプロが、ご自身がそうなるまでの体験を織り交ぜて語ります。
強くなりたいんだよ! なんて言えないけれど実は思っているかた、必読の書です。

時代は「レジリエンス」
全然気にしない技術
家入一真・森田正康/クロスメディア・パブリッシング

苦手なことや悩み事などを「なんでも相談室的」に聞いては答えるスタイルのこの本。
はっきり言います。面白いです。
すごく重大なことだと思っていたけど、なんだそうかと少し楽になれる、気がついたら笑ってる。
いっぱいいっぱいで何から手を付けたらいいか分からない、そんなあなたに!

時代は「レジリエンス」
ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則
森川陽太郎/かんき出版

最後はこちら。
先日プロゴルファーの横峯さくらさんとご結婚なさった、あのイケメントレーナーによるメンタル本です。
不調に苦しんでいた横峯さんを本当に心から救った、究極のトレーニングメソッドと言えるのではないでしょうか。
自分を追い詰めてしまう、厳しすぎてしまう、そういうタイプの人にはきっと新鮮な立ち直り方です。

こうしていろいろ見てきましたが、「レジリエンス」のない人間というのは周囲に迷惑をかけるだけでなく、結局その本人が一番擦り減ってしまうのですね。
あなたに「レジリエンス」を本当に求めているのは、会社や上司ではなく『あなた自身』なのでは?
そう言われているような気がしてきます。

お疲れのみなさん!
自分自身がもっとラクに生きるためにも、ちょっとずつつけていきましょ、「レジリエンス」を。



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