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2012年01月19日

東日本大震災・復興支援チャリティ朗読会、開催。

来月、2月2日に東日本大震災チャリティ朗読会を開催致します。


本を通じて少しでも何か出来ることはないだろうか――。


言葉や本に関わる人たちが、これまでも大きな苦難をくぐりぬけて伝えられてきた言葉を紡ぎ、新たな言葉をさし送りたい。そんな想いで震災後に1冊の本が生まれました。


本のタイトルは『ろうそくの炎がささやく言葉』。


不安な夜をすごすために、ろうそくのもとで互いに身を寄せあって、詩を朗読するというシチュエーションのもと、詩や短文を集めた31人の書き手による詩と短編のアンソロジー本です。 (出版社・勁草書房

この本の編集者のお一人である詩人で明治大学教授の管啓次郎さんは、東京を中心に全国各地13カ所でろうそくの明かりの下、朗読会を開催されてきました。

「この本をとおして、被災されたみなさんに連帯の気持ちを伝え、希望の種子となるような言葉を送りたい。そうでない人たちには、日常生活から大きくはなれることなく楽しんでいただきながら、私たち全員が経験した出来事についてともに考えていくためのきっかけをつくりたい。」

そんな想いで取り組んできたこの朗読会に、是非皆さまのご参加をお待ちしております。

※この本の収益の一部は震災の義援金として寄付されます。

東日本大震災・復興支援チャリティ朗読会、開催。


ゆらゆらと揺れる炎のもと、音として響く文章に耳を傾けてみる。実際に声にだし、くちびるやのどの振動を感じる。そんなささやかな、けれどもゆたかな夜を一緒にすごしませんか。

この朗読会は、管啓次郎・野崎歓編『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)の刊行記念イベントです。ろうそくの炎の下で朗読して楽しめる詩や短編を集めたアンソロジーで、東日本大震災の復興支援チャリティをかねています。

3月11日とそれに続く圧倒的な出来事の前で、私たちはどういった言葉を発してよいのか戸惑いました。それでも言葉に携わってきた人間にできることは、これまでも大きな苦難をくぐりぬけて伝えられてきた言葉を紡ぎ、新たな言葉をさし送ること。そうした想いが込められた作品の一部を朗読のかたちでお届けします。



東日本大震災・復興支援チャリティ朗読会、開催。


「ろうそくの炎がささやく言葉」

管 啓次郎 野崎 歓 編  勁草書房刊  1.890円


「東日本大震災」復興支援チャリティ書籍。ろうそくの炎で朗読して楽しめる詩と短編のアンソロジー。東北にささげる言葉の花束。

言葉はそれ自体としては無力ですが、慰めにも、勇気の根源にもなる。物語と詩は、その意味で人間が生きることにとって、もっとも実用的なものだと思います。不安な夜をすごすために、小さな炎をかこみ、互いに身を寄せあって、声低く語られる物語に心をゆだねるとき、やがて必ずやってくるはずの朝への新たな信頼と希望も、すでに始まっているはずです。

[執筆者]谷川俊太郎、堀江敏幸、古川日出男、明川哲也、柴田元幸、山崎佳代子、林巧、文月悠光、関口涼子、旦敬介、エイミー・ベンダー、J-P.トゥーサンほか全31名。



管啓次郎(スガケイジロウ)プロフィール

1958年生まれ。詩人、明治大学教授。著書に『コロンブスの犬』、『狼が連れだって走る月』(ともに河出文庫)、『トロピカル・ゴシップ』、『コヨーテ読書』(ともに青土社)、『オムニフォン』(岩波書店)、『ホノルル、ブラジル』(インスクリプト)、『本は読めないものだから心配するな』(左右社)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、『Agend’Ars』、『島の水、島の火:Agend’Ars2』(ともに左右社)『野生哲学』(小池桂一との共著、講談社現代新書)など。



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